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太平洋から奥へ、さらに奥へ。険しくも美しい山々と豊かな自然に恵まれた高知県物部村。平家伝説、いざなぎ流祈祷の里としても知られ、その神秘性に惹かれる方も少なくないようです。実際、物部村へ足を踏み入れると、その雄大さに五感が開放されていくのがわかります。人間とは自然の雄大さに触れてこそ、真に癒されるものかもしれません。
そんな大自然に恵まれた物部村で、昔から無農薬で丹精込めて育てられてきた「実生ゆず」。「実生ゆず」とは、種から育てられ、早くても10年、遅ければ18年の歳月経て実を結ぶ、とても貴重なゆずなのです。
「実生ゆず」の木は高さがあり、上のほうの実はハシゴの上に登って先手バサミでひとつひとつ収穫します。また、ゆずの木には鋭いトゲがたくさんあり、トゲに注意しながら作業するので収穫にとても時間がかかります。それでも、物部村の「実生ゆず」を一人でも多くの方に知ってもらい、喜んでいただければと、一生懸命収穫しています。収穫したら、皆さんの喜ぶ顔を想像しながら、手作業で商品づくりを行います。手間ひまは惜しんでいられません。何しろ、種から始まって、長い年月をかけて実を結ぶに至った貴重なゆずなのですから。
収穫したゆずは、ひとつひとつ丁寧に絞ります(絞った果汁は「ゆず果汁調味料」となります)。絞り終わったゆずは、コンテナや米袋に入れて運びます。それから中味を取り出し、丸一日天日に干し、その後千切りにします。
薬膳実生ゆずカレーに使用しているゆずは、ここからもう一度、天日で完全に乾燥させます。ひとつひとつ並べて、ひっくり返していく作業は、気の遠くなる作業です。その後、細かく5mm角に切ってカレーの準備は完了です。
ちなみに、カレー用に完全に乾燥させる前のゆずの皮と、天然天日塩(焼塩)をまぶして漬け込んだものを天日で乾燥させると、香り高いゆずの入浴剤「物部の香り」の完成です。
物部村の自然の素晴らしさ、おいしさを伝えたくて、愛情いっぱいに育てたゆずの香りを楽しんでください。
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